情熱大陸を聞きながら読んでください
皆さんこんにちは、山水園です
本日のブログは、栗原工事部長が施工していた現場の完成の風景をお届けします
その現場は弊社から下道を突き進み、たどり着くことができる場所であった
現場を覆うように、手が付けられていない藪が家全体を囲っていて
先駆種でもある笹などの草が生い茂り、実生木も乱雑に伸び人を寄せ付けないような重厚感があった
これは荒れてしまった現場に新たに命を吹き込む職人たちの記録である
chapter 1 下刈り
遠くにそびえたつ山にエンジン音が叩きつく、それはまるで蘇る現場の産声のように辺りに鳴り響いた
まずは実生木等をチェンソーで切り開いてゆき地表を露わにしてゆく
同時に刈払い機等を使用し下草の切除を行い現場を切り開いて、作業範囲を着実に増やしていった
瞬くうちに緑の圧をかけていた壁が取り払われてゆく、光が現場を満たしてゆくのを感じた
下刈りの工程は危険と隣り合わせだが、どうしたら危険なのかを熟知した職人が安全に現場を進めてゆく
そうしているうちに下刈りの工程が終わった
chapter2 法面の整備
この現場の下部には静かに流れる小川がある、しかしこの状態では小川の姿はおろか、せせらぎすらも感じ取れなかった
原因は眼前に広がる竹の大群である、風が吹けばざわめきせせらぎをかき消してしまい
のびほうけた壁で目でとらえるのも難しい、ここをいまから手をかけ始めようと思う
それなりの勾配での作業であるが、足場を確認しつつ安全に作業を進める職人たち
法面での作業は普段の倍以上の負担が肉体にも精神にもかかってくるが、進む分だけ見えてくる清流で心と体が癒された
もうすこしだ
全員の心が一つになり、作業進行速度が上昇
順調に進み、そびえ立って姿を隠していた小川が見る見るうちに姿を顕現させていった
chapter3 階段作成
暴れていた緑は姿をなくし、植栽されている樹木は整えられた
残るは小川への道の作成である、現在法面下部に流れるる小川の姿が見えるが、そこへのアプローチ方法がない
そこで法面に階段を作成し、小川へのアクセスを取れるようにする
用意した踏み板を法面に敷設してゆく、地面をならし水平を合わせて一段一段施工してゆく
これから数十年、この階段を使用する人の喜ぶ顔を思い浮かべながら作業をする者の横顔はどこか朗らかだった
その後手すりも設置し、設置を進めた
ふと見返してみると完全に見える小川が、ここまでの苦労を讃えてくれていた気がした
last chapter 完成
遂に完成したこの現場、何回かの日が廻ってたどり着いたこの瞬間、感極まる光景である
囲まれていた壁は無くなり、開放感あふれる庭園
小川へ続く階段は、静かにそして力強くその存在感を醸し出していた
これからここで数多の思い出が生まれることだろう、そのお手伝いをできた職人たちの顔は皆満足そうだった
こうして一つの現場が終わりを迎えた、しかしまた別の現場が始まる
職人に終わりはない、そう言って次の仕事へ向かって行った
これは一つの笑顔を生む仕事をした、職人たちの記録である
社員募集のお知らせ
弊社では絶賛社員の募集をしています
作業内容や風景などを纏めたブログを過去にアップしていますので、興味のある方は是非ともご覧ください
もしかしたら、明日の山水園ブログに登場するのは、これを見ているあなたかもしれませんね
皆様のご応募お待ちしております!
以上、山水園でした